中野区立第二中学校の生徒がサッポロビール本社を社会科見学
中野区立第二中学校とサッポロビールを結びつけた『COOL BIZ Collection 2006』
昨年12月8日に東京ビッグサイトで開催された『COOL BIZ Collection 2006』。このファッションショーにモデルとして参加した、チーム員のサッポロビール株式会社マーケティング本部・林直樹さんと、東京都中野区立第二中学校教員・吉崎洋司さんが、これをきっかけとして交流を深め、2月10日、同中学校の生徒が職場訪問授業の一環でサッポロビール本社の訪問が実現しました。
「昨年の『COOL BIZ Collection 2006』では、普段、あまりお目にかかることのない他業種の方とお話しをすることができ、大変貴重な時間を過ごすことができました」と話すのは、サッポロビール株式会社の林直樹さん。「チーム員企業が多数集まっていましたので、特に環境保全に関するたくさんの意見交換をすることができました。そこで様々な業種の方たちとの繋がりも増え、今回の職場訪問といった企画も生まれたのです」と、今回のコラボレーションについて、その経緯を説明してくれました。
また、林さんは、教育現場とビール会社の繋がりについて、
「私たちはアルコール飲料のメーカーなので、小中学校の職場訪問は、あまり多くありません。しかし、ビールを生産するためには原料となる農作物、つまり農業との関わり合いが必要不可欠です。ビールは工業製品ではなく、自然と向き合う農業製品という側面も持っているということを、子供たちに早い時期から伝えていくということは、とても大事なことではないかと思い、今回の企画も喜んで引き受けることにしました。またお父さんたちが日ごろ飲んでいるビールとは、どのような飲み物で、なぜ大人になるまで飲んではいけないのかといった、未成年飲酒防止の観点からも、もっと教育現場とのかかわりを増やしていきたいです。」と説明されました。
さらには、サッポロビールのビール原料へのこだわりの取り組みについて、「スーパーなどで野菜の生産者の顔が見えるように、ビールでも誰が育てた麦を使っているのかということを前面に出していくことで、消費者により安全で安心していただける製品を作っていこうと思っています。この『品質は畑から』という当社ならではの取り組みを協働契約栽培と呼んでいます。また、原料を生産するときにも、なるべく環境負荷をかけないようにするため、ライフサイクル・アセスメント(L.C.A.)の手法を導入し、化学肥料や農薬等の、より適正な使用を生産者とともに取り組んでいます。生産者へ環境負荷削減の働きかけを行い、環境保全にもつなげたいですね。」(林さん)
こうした、縦と横の繋がりを大切にし、サッポロビール株式会社では今後も地球環境問題についてより積極的に取り組んでいくということです。
![]() | 「『チーム・マイナス6%』のチーム員同士がもっと意見交換し合える場所ができれば、新しい形での環境への取り組みができるのでは」と話すマーケティング本部の林直樹さん |
9名の中学生が企業と環境の関係性について勉強
この日、サッポロビール本社を訪れた東京都中野区立第二中学校の生徒は全部で9名。まずは社会環境室長の宮田靖志さんからビールの生産過程や、未成年者の飲酒が体にもたらす悪影響についての講義を受け、次に、サッポロビールが地球温暖化防止のために取り組んでいる環境保全活動についての紹介も行われました。
「温暖化の原因となっている炭酸ガスを50%削減したり、地球の大切な資源である水の使用量を極力抑えるといった活動のほか、ゴミとなって出てくる麦芽の殻を牛のエサとして再利用し、全工場からの廃棄物ゼロを達成しました」と宮田さんから説明を受けると、生徒たちは会社と自然環境の関係性について興味を持った様子で、講義内容を漏らさずノートに書き込んでいました。
またその後は、全員で「恵比寿麦酒記念館」を見学。最後に展示物を通してビールの歴史や科学について学んだのち、サッポロビール本社を後にしました。
![]() | 環境保全への取り組みで「ビールを冷やすために使用していたフロンガスは、現在一切使用していません」と説明する社会環境室長の宮田靖志さん。 |
![]() | 「恵比寿麦酒記念館」でサッポロビールの恵比寿工場の歴史を興味深く見つめる生徒たち |


