日本橋三越本店で聞きました “人にやさしく地球にやさしく 冷房は弱めに設定”
クールビズ3年目の今年、百貨店、映画館、銀行、スーパーマーケットなどのパブリックスペース等において冷房温度を緩和する取組が行われています。チーム員である三越の実施状況、そして三越独自の環境への取組について、日本橋本店の業務推進部環境担当課長、矢崎崇さんにお話を伺いました。
「心地よい弱めの冷房」が肝心!
日本橋三越本店をはじめ関東の日本百貨店協会会員店では、7月30日(月)~8月3日(金)の期間中、冷房温度を2℃程度上げる試みを行いました。従来、百貨店の店内は特に冷房が強い場所というイメージがありましたが、実施期間中だった取材当日の三越店内は程よく涼しいといった感じでした。これなら長時間滞在しても「寒い」と感じることはなさそうです。
しかし、ただ単に普段の設定温度から2℃上げればいいということではないといいます。矢崎さんによると「百貨店は閉ざされた空間ではなく、お客様の出入りが多いので、一定の室温を保つのが難しいのです。その日の気温、湿度、来店者数を考慮しながら、こまめに温度調節を行っています」とのこと。外気よりも涼しく、かつ弱めの冷房温度を状況に応じて設定しています。お客様には店内のポスターやレシート、館内放送で冷房を弱めに設定していることを案内しており、理解と協力を呼びかけています。
三越では昨年も環境省と協力して同様の取組を実施しており、お客様へのアンケートでは「弱めの冷房に賛成」の声が大多数だったそう。温暖化防止の取組としては非常に有効だといえそうです。実際、今回のお客様の反応も「良い取組なのでもっと長い期間実施すべき」などのご支持をいただいています。クールビズ・スタイルで来店する方も年々増えているそうで、クールビズの普及がさらに進むことにより、この取組も拡大していくかもしれません。
「環(わ)」の発想で取り組む環境改善
三越では「自分の健康や幸せと同時に、地球や周りの人たちの幸せも考えて行動する」という「環(わ)」の発想のライフスタイルを提案しており、消灯時間の繰り上げや、省エネ設備導入による省エネルギーの推進、節水、廃棄物削減など、独自の環境対策を実践しています。また、女性ユニフォームの変更に伴い、旧ユニフォームを回収しリサイクル処理。原料として再利用したり、機械の油ふきに用いる布などにリサイクルしたそうです。お客様に対しては、「過剰包装」ではなく「適性包装」で商品を包装する「スマートラッピング」も呼びかけています。
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一日約4~5万人のお客様が訪れる日本橋三越本店 |
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お話を伺った、三越・環境担当課長の矢崎崇さん |
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空調を集中管理するコントロールセンターで、こまめに温度を調節 |
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冷房温度を弱めに設定していることをお知らせする店内の掲示 |
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レシートにも同様の案内文を掲載 |

