「環境モデル都市」梼原町の取り組み
1.「小規模市町村型環境モデル都市」梼原町
梼原町(高知県)は2009年1月22日に政府より環境モデル都市に選定されました。人口約4600人、総面積237 k㎡の小規模市町村です。
2050年に二酸化炭素量の吸収量が排出量を大幅に上回る山村社会として「森の資源が循環する公民協働の“生き物に優しい低炭素なまちづくり”」を宣言しました。
温室効果ガス排出量を2030年に50%、2050年に70%削減、吸収量を2030年に3.5倍、2050年に4.3倍(1990年比)にすることを目標としています。
公民協働の木質バイオマス地域循環モデル事業の実施によって、山村型低炭素社会の実現と地域資源利用による電力自給率100%超を目指しています。
2.木質バイオマス地域循環モデル事業プロジェクト
梼原町では豊富な森林資源を活かし、間伐材や端材などから木質ペレットを生産、ペレットストーブ等の燃料に活用するとともに、ペレットの生産、利用による事業収入や企業との協働により森林づくりに取り組む循環モデル事業を展開していきます。
3.CO2森林吸収プロジェクト
四万十川の源流域に位置する梼原町の役割として、水や土壌を守り森林の公益的な機能を発揮する、年間600haの大規模な森林施業を着実に実施していきます。
また、社会的・経済的・環境的に適切な管理により森林管理の国際的な認証であるFSC森林認証を取得し、経済的価値を付加、雇用確保や森林経営の安定等を実現していきます。
4.CO2削減プロジェクト
現状2基の風力発電施設を2050年までに40基に増設、小水力発電、太陽光発電なども積極的に整備し、産業、業務、家庭部門における電力の自給率100%を目指します。
また、農林業関連ボイラーの燃料を木質ペレットに転換するなどしてペレット消費機器の普及による木質ペレット消費量を拡大したり、廃食油を回収しバイオディーゼル燃料を生産してごみ収集車やペレット運搬、製造に利用したりと、バイオマスエネルギーの利用も推進していきます。
5.人・仕組みづくりプロジェクト
あらゆる世界の人材育成と、都市や企業との交流・連携による地域活力を創出し、森林セラピー等の環境産業を推進、低炭素社会づくりの取り組みを持続・定着させていきます。
例えば、小学校段階から環境意識を高めるため自然やペレット工場など地域の生の教材を活かした環境教育、地域教育を推進することや、健康の里づくり推進員を養成し、「自らの健康は自らが創る人づくり」を行ったり、森林セラピーや住まいの健康と体の健康などの学習を推進、生涯現役の健康な住民づくりを行っていきます。
出典:
首相官邸:環境モデル都市の取り組み
首相官邸:環境モデル都市アクションプランの概要
梼原町:梼原町環境モデル都市行動計画