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河野:1999年から2000年にかけて、イギリスのオックスフォード大学で一年間、長期研修を行ったのが最初のきっかけでした。私は当時から20世紀に書かれた英文学を専門にしていたこともあり、当然ピーターラビットについても少しは興味を持っていたんですね。ところが、イギリスの湖水地方を訪れた際、あまりの日本人観光客の多さに驚き、私が想像する以上にピーターラビットの人気を知ったのです。同時に、そうした観光客に対して、作者であるビアトリクス・ポターのことや湖水地方の背景についてもっと詳しく知っていれば、より深くピーターラビットの世界を楽しむことができるのに、とも思ったんです。そこで私は、日本で研究を行うのと同時に、より多くの人に“もっと作品の世界をのぞいてみませんか?”という呼び掛けを行っていこうと決めたのです。 |