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温室効果ガスについて

「温室効果」とは

地球に降り注ぐ太陽の光は地球表面を温めますが、その熱は地球から宇宙に放出されています。地球の大気中には、この放出されている熱の一部を吸収し、地球を「温室」のように暖かく保ってくれる「温室効果ガス」と呼ばれる少量の気体が含まれています。そのおかげで地球の平均気温は、生物の生活に適した平均14℃くらいの温度になっています。もし温室効果ガスが全くなかったら、地球の平均気温は-19℃くらいになり、人間が生きていけない気温になってしまいます。
しかし現在、逆にこの温室効果ガス、特にCO2が増えすぎて、大気中に熱がこもって気温が上昇し続けているという現象が起きています。この現象が、地球温暖化が起きる原因です。

温室効果ガスによる温室効果でちょうどよい気温を保てる状態温室効果ガスが増えすぎて地球が温暖化する状態

世界の温室効果ガス排出量の推移

世界の温室効果ガスは、ここ100年で大幅に増加しています。
18世紀の半ばにイギリスで新しい技術が次々と開発され、「産業革命」が起きました。産業革命で最も大切な技術革新は、それまで人力や動物の力に頼っていた「動力」の変革でした。蒸気機関をはじめとする機械の動力を支えたのが、石炭、石油、天然ガス(LNG)などの「化石燃料」です。この化石燃料を燃やして得られる、エネルギーを大量に消費する豊かで便利な社会が世界中に広がっていき、そしてCO2がそれまでにない勢いで増え続け、人類は「地球温暖化問題」を抱えることになったのです。

1000年間の大気中の二酸化炭素濃度の変化・気温の変化世界の化石燃料消費量の推移

日本の温室効果ガス排出量

世界の中で日本は、決して温室効果ガスの排出量の少ない国ではありません。日本は、国別のCO2排出量が世界で4番目に多い国ですし、また、CO2の国別一人あたりの排出量も世界で8番目に多く、その量は一人あたり年間約10tになります。一人ひとりが、減らす努力をしなければいけません。

CO2の国別排出量(2004年)CO2の国別一人あたり排出量(2004年)

そして、気温上昇がおきています。

この温室効果ガス増加とともに、世界の気温も上昇しています。
1906年から2005年までの100年間に、気温は0.74℃上昇しました。特に、1956年から2005年の50年間の気温上昇の傾向は、10年間に 0.13℃上がり、これは100年間の傾向のほぼ2倍の上昇率に相当しています。また、20世紀後半の北半球の平均気温は、過去1300年の中で最も高温 であった可能性が高いといわれています。

世界平均気温