取材先 : 比内ベニヤマ荘 秋田県大館市大葛(おおくぞ)の大葛温泉・「比内ベニヤマ荘」は、近隣の住民の方はもちろん遠方からもたくさんのお客様が利用する温泉施設。実はこの施設では、バイオマスボイラーを導入することで低炭素社会づくりに取り組んでいる。
バイオマスとは、家畜の排せつ物や生ごみ、木くずなどの動植物から生まれた再生可能な有機性資源のこと。ベニヤマ荘では廃材からなる木材チップを燃料に「バイオマスボイラー」を動かし、発生した熱エネルギーを施設内の暖房や温泉の加温に充てている。
ベニヤマ荘の支配人、戸田美治(とだよしはる)さんいわく、以前使っていた灯油ボイラーからバイオマスボイラーに変えたところ、灯油の使用量が年間5000リットルから550リットルに、約10分の1に減少したそうだ。この数値を温室効果ガスCO2の排出量に置き換えると、なんと、120トンもの削減になったということ。バイオマスボイラーとは実に環境に“やさしく燃える”ボイラーであり、こういうボイラーを取り入れるベニヤマ荘は環境意識が高い。しかしCO2の削減につながったとしても、灯油ボイラーの時と比べて暖房や温泉の加温が不十分であれば施設としては不都合。その点について実際にお風呂に浸かっていた利用者の方にも聞いてみた。「長年ベニヤマ荘を利用しているが、燃料に廃材が使われているとは知らなかった。いいお湯ですよ。」利用者の方もバイオマスボイラーには驚いていた。燃料に廃材を利用したものを使っても、違和感なく利用できるのであれば、これを利用しない手はない。
ベニヤマ荘 外観
木材チップの前で戸田支配人インタビュー
パーソナリティーコメント: 宇奈月 満
本来ごみとして処分されるものを効率よくエネルギーに変える“技”、そして、それを選択し日常に根づかせている“人”の存在。これはもう、文句なく「ほめられタウン」決定です!ちなみに、ベニヤマ荘ではバイオマスボイラーだけでなく、その他にも積極的にエコに取り組んでいるのでした。



































