自転車ノススメ

取材先 : 秋田市都市計画課ほか 秋田市では官民一体となって「ノー・マイカー運動」を活発化させている。そこで、自転車通勤を応援するイベント「バイク・ツー・ワーク」の取組を紹介。秋田市は人口約30万人。新しく道路を作っても渋滞は起きてしまう。根本的な解決は車の使用、特に通勤時に使用しないようにするのが一番!

2009年、秋田市では「ノー・マイカー」を呼びかけ、その効果測定を実験した。車の数を減らすことで、午前8時前後の渋滞のピーク時に約30分早く通勤することができるのではないかと考え、市内の事業所と公務員に参加を呼びかけ2回の実験を行った。参加した人数は約50の事業所から延べ3,800人、換算したCO2削減量は2,190kg。この値は一般家庭一軒で排出されるCO2の1年分に相当する。このように具体的な数字が出てくると、改めて「ノー・マイカー」の効果が実感できる。
さらに、この結果を元に秋田市ではバス路線にもある工夫を凝らした。秋田市都市計画課の桜庭さんいわく、「国道13号のバス亭の中で駐輪スペースがある6ヶ所を選び、そこに貸出用自転車を配置し積極的にバスを利用してもらうようにしました(「サイクル・アンド・バス・ライド」)。また、郊外の住宅街から混雑する秋田駅を通らずに秋田市の中心部に行ける直通バスを増便しました」、とのこと。行政の呼び掛けに応じたバス会社も「ほめられタウン」である。
さらに、民間でも自転車通勤をする人たちを応援するイベント「バイク・ツー・ワーク」も開催。主催は自転車の利用を呼び掛けるNPO法人「バイシクル・エコロジー・ジャパン」である。このイベントは月に一回行われている。自転車通勤者用の休憩所が会場であり、一服している間に無料で健康チェックや自転車の整備もしてくれる。主催者の自転車店経営・佐々木大作さんは、「自動車のある生活から無い生活には戻るのは難しい、と思っている人は多いと思います。しかし、現在の自転車の性能、機動力は高いので、通勤距離が5km程であれば、自転車通勤して欲しい。」とおっしゃっていた。

自転車ラジオカーの際

自転車ラジオカーの際

イベント「バイク・ツー・ワーク」

イベント「バイク・ツー・ワーク」

パーソナリティーコメント: 宇奈月 満

自転車は自動車に変わる手頃な移動手段であることは良くわかります。放送では、自転車を薦めるにあたり“魅力”“楽しさ”という観点から、ABSラジオのラジオカー「ラジPAL」をあえて使わず、自転車でレポートしたことがありました。車に乗っていては見過ごしてしまうものも、自転車のスピードであれば、目に止まるし、すぐに現場に行ける!と話します。自転車に乗ることで見なれた街を再発見することができました。

ほめられタウン100