エコを楽しむ幼稚園

取材先 : 学校法人金山学園 めばえ幼稚園 「環境教育」「食農教育」を連携させた「命のつながり」をテーマとした幼稚園経営を実践しているめばえ幼稚園。子供たちの家庭ででたてんぷら油の廃油を集めて、送迎バスのエネルギーとしている。そのきっかけを辿ると、給食センターから残った野菜くずをもらって、園で飼っているポニーの餌にしていたこと。ポニーの糞をたい肥にして畑を作り、そこに菜の花を植えて食用油を作り、町で販売し、そしてまた廃油を集める・・という素晴らしいエコ・サイクルがそこにはある。何よりも、子供たちが「エコをしている」という感覚が無く、みんな楽しんでやっている姿が印象的だった。

てんぷら油の廃油で走る送迎バス。乗ってみるとかすかに香ばしいてんぷらの香りがする。廃油をペットボトルに入れて家庭から持ってくる子供たちは、ちゃんとそれが何に使われるのかを知っていた。自分たちが植えた菜の花がてんぷら油として販売され、使った油が送迎バスのエネルギーになるということを自然とおぼえてしまったそうである。
この他にも、めばえ幼稚園では、間伐材を使った親子の木工教室を開いたり、廃材を使ってツリーハウスを制作する予定があるそうで、林業が盛んな町ならではの保護者や地域の方々とのつながりも感じられた。他にも、飼っているポニーの糞でたい肥を作って畑をたがやし、野菜や米を栽培して収穫を楽しんだりしていた。何よりも驚いたのは、我々大人は「エコ」というと、「節約しなくては」という義務感を感じますが、この幼稚園の子供たちは「楽しんでやっていることが、自然にエコにつながっていた」という感じで、まったく「やらされている感」がなかったこと。小さいうちから、自然とこういうことが身に着く、自然と学べる環境にあることが素晴らしいと思った。

てんぷら油の廃油で走る送迎バスとめばえ幼稚園の皆さん

てんぷら油の廃油で走る送迎バスを前にめばえ幼稚園の皆さんと記念撮影しました。

間伐材を利用した遊具

園児の皆さんの遊ぶ遊具は間伐材で作ったもの。遊びの中からもエコを体感しています。

パーソナリティーコメント: 門田 和弘

楽しんでやっている事が全て〝エコ〟につながっているという環境の中で、自然に〝エコ〟が身についているめばえ幼稚園の皆さんは、本当に素晴らしいと思います。今の感性を大切にして、自然に〝エコ〟が実践できる大人になってほしいと思います。

ほめられタウン100