取材先 : パルシステム山梨 「パルシステム山梨」では、環境に配慮し、2006年から配送車の燃料を軽油から「バイオディーゼル燃料」へ転換。さらに地域とも連携し「菜の花プロジェクト」と名づけられた循環システムを構築。これは菜の花を栽培し、搾ったナタネ油をてんぷら油に利用し、さらにこの廃食油をディーゼルエンジンに使用している。
「パルシステム山梨」では、てんぷら油を使ったバイオディーゼル車を2006年6月から自社の配送車に利用し現在20台が稼動している。バイオディーゼル車の燃料となるBDF(バイオ・ディーゼル・フューエル)とは、化石燃料(軽油)の代替燃料として、植物性の油を原料にしたディーゼルエンジン用燃料のことをいう。いずれ枯渇してしまう化石燃料に対して、太陽、風力、水力などとともに、地球の自然の中で繰り返し得られる再生可能なエネルギーとしてBDFは注目されている。
パルシステム山梨の配送車に利用されている廃食油。そんな廃食油は、現在日本で推定、業務用・家庭用合わせて約40万トン。そのうち業者回収(レストラン、ホテル等)できているのは20万トン。残り20万トンの大部分が燃えるゴミとして出され、一部はそのまま水に流されているのが現状。
循環型社会の構築に力を入れているパルシステム山梨は、より多くの廃食油を再利用するために、地域と協力しながら「菜の花プロジェクト」を呼びかける。この「菜の花」をつかった循環システムとは、転作田(遊休地)に菜の花を植え栽培、採取した種からナタネ油を搾る。搾ったナタネ油は学校給食等で天ぷら油として使用。使用後の廃食油をディーゼルエンジンに活用する。さらに搾りカスは肥料や飼料としても利用し、さらに家畜から排出される糞を有機質肥料として菜の花畑で活用する循環システムである。パルシステム山梨では、化石燃料の代替エネルギーの確保、景観保全活動、農の多面的機能の活用、環境学習などといった将来的に様々な効果が期待できるこの取り組みを一人でも多くの方に訴えている。
菜の花やヒマワリから採取した油を使って料理
地域と協力し作っている。地元幼稚園の児童に種をまいてもらったり、採取してもらうことも。
廃食油を使って動くカート
低炭素社会に興味を持ってもらうために、カートでお披露目。
パーソナリティーコメント: 横内洋樹アナウンサー
企業も真剣に低炭素社会を考えて実行しているんですよね。
油を作って、その油で食事して、さらにその油で身近な車を走らせる。
この循環型エコ活動は無駄がないですよね!
低炭素社会を実現するひとつのカタチだと思います。



































