石から生まれた次世代ペーパー

取材先 : 本多商事株式会社 紙・パルプ生産業が盛んな静岡県富士市にある、紙の問屋である「本多商事」では石灰岩から作られる紙「Via Stone」を取り扱っている。 Via Stoneは製造・焼却時のCO2排出量が従来の紙の約半分。また「石の紙」の利用方法や今後の生かし方などを伺った。

「紙の問屋」である「本多商事」で扱っている、次世代ニューペーパーである石灰岩を使って作られている「Via Stone」を紹介。元が石なだけあって、丈夫なので名刺などにも最適である。手触りはしっとりとしていて、重量感が有る。そして水にも強く、紙の代わりになる次世代ペーパーとして注目されている。
「Via Stone」は、製造には木材チップ・水を全く使用せず、森林伐採、水質汚染に繋がらず、地球環境にとても優しい「紙」と言える。実際に燃やしてみたところ、燃えにくく、そして激しく燃えずに、煙もあまり出なかった。さらに太陽の光に約半年さらされると卵の空のように粉々になってしまうと言う。また燃やしても二酸化炭素の排出量が少なくてすむことがわかっている。しかし会社などで使用されている紙の代用としては、熱に弱いためプリンターやコピー機などにくっついてしまい、現在は利用出来ないとのこと。今後は、いろんな分野の人たちと話をして可能性を探っていきたいと、本多商事常務取締役の本多康宏さんがおっしゃっていた。
※CO2排出量は、パルプ紙は製造時1,344kg/TP、焼却時1,304kg/TPに対し、Via Stoneは、製造時676kg/TP、焼却時628kg/TP。

耐水性にもすぐれた「石の紙」

めだかの水槽代わりにしても、柔らかくならない耐水性にも優れた紙。

燃やしても煙がほとんど出ない紙

そして燃やしても、黒煙が発生せずにゆっくり燃えます。元は石灰岩なので、燃えたあとは白い灰のように落ち、粉々になります。

パーソナリティーコメント: 鉄崎 幹人

毎日使う紙の原料は木材です。
紙を作るためにどれくらいの熱帯林の木が伐採されているかその数字を知ると、紙を贅沢に使っていい状況ではないことがわかると思います。
今回紹介した石から作る紙、という新しい発想には驚きました。
紙作りの未来が見えてくるかもしれません。
ただ、まだ年月も浅く、持続可能な資源ではありません。
完全な解決策とは言えないと思いますが、それでもこの「石の紙」には注目し、期待していきたいと思います。

ほめられタウン100