取材先 : 近畿大学工学部 近畿大学工学部では、冷暖房器具を使わず自然の力で室内の冷暖房を行う実験を行っている。大学構内に、自然エネルギーを最大限に利用するための実験をする家まで建て、研究している。どうやって冷暖房を行うかといえば、雨水と地中熱と太陽熱を使うそうだ。
自然エネルギーを家に活用することで、冷暖房としての機能を実現することができる。近畿大学工学部では、冷暖房器具を使わず雨水などの自然の力で室内の冷暖房を行う実験を行っている。
「雨水を使って冷暖房」とは、具体的にどのような方法なのだろうか?まず夏は、雨水をそのまま冷房として床に這わせ温度を下げる。また冬は「地中熱」と「太陽熱」を使って、雨水を温めて暖房として利用する。それはつまり、年間を通して20℃以上に安定している地中の温度や、貯めた雨水を屋根に上げて太陽熱で温めたりして、冬の床暖房として利用するのだ。屋根に貯めた雨水は、晴れた日だと真冬でも35度以上になるそうで、それを工夫して暖房に使用する。ただ、今のシステムでは完全なエアコンなしの生活には不十分なので、冬はできるだけ太陽の光を部屋に入れ、夏は光を遮断するようにしなければならない。そのため屋根のひさしの長さを考え、風の通り道を確保するなどの工夫をすすめている。
実験の効果はまだ完全には検証されてはいないが、このように雨水を有効に活用することは快適な室内環境をつくることに役立つだけでなく、上水道の負担軽減や都市型洪水の抑止、建物周辺の微気候調整にも効果が期待されている。
市川先生
この実験を行っている、市川先生です。
実験の家
このように、実際に家を建てて実験を行っています。
パーソナリティーコメント: 桑原 しおり
こういった生活をすると、自然を常に意識したライフスタイルになると先生はおっしゃっていました。家全体を循環型にするって、なんともダイナミックな実験ですね。でも、最先端の家が、実はものすごく自然を大切にした家であるって、なんだか、新鮮です!



































