取材先 : 岡山大学資源生物科学研究所 「岡山大学資源生物科学研究所」では、地域の絶滅危惧種の植物を屋上に植生。建物の温度を下げるほか、地域の自然保護という点からも価値のある屋上緑化の取組を実施している。
「岡山大学資源生物科学研究所」では、地域の絶滅危惧種の植物を屋上に植生している。2005年からはじめたこのプロジェクトは、夏コンクリートビルの内部の温度をさげ、冷房の電力を無駄にしないことを目的とする。
屋上を緑化することで、植物および土壌による断熱効果があり建物内部の温度は2度程度下げることができる。冷房による電力消費を下げれば、火力発電による燃料も減らせて、CO2の削減につながる。屋上緑化にはうすい土でできて、乾燥に強い植物が適している。土は、岡山県の企業が開発した新しい形状のもので、プラスチックの繊維と土を焼き固めた、厚さ3-5センチのもの。取材時は冬のため緑ではないが、春を待つ芽は既に生えている。
緑化のための植物は、マンネン草、サラダ菜、紫蘇など20種類ぐらい植えている。また絶滅危惧種のせとうちまんねん草、ミズアオイ、ツメレンゲなども栽培。島根大学で考えられたものだがうすく水が張られておりそこで水耕栽培している。自生地を地域の人と調べたりと、屋上から地域へ活動は広がってきている。
この取り組みは、個人でもベランダなどで可能。近年は屋上見学会や各種発表会・シンポジウム等を介して屋上緑化の価値を市民に広く伝える活動に力を入れている。1人でも多くの人に、電力の削減、お財布にもやさしく、CO2削減できるこのプロジェクトの意味を知ってもらい、個人、企業で実行していってもらいたいと考える。
屋上緑化の様子①
屋上緑化冬
屋上緑化の様子②
岡山県の企業が開発した薄い土
パーソナリティーコメント: 小林 章子
屋上に植物があることで建物の温度が下がり、エアコンの負担が少なくてすむため二酸化炭素の削減につながる「屋上緑化」研究がすすみ、普及するようになり、職場や家庭で屋上緑化ができるようになるといいですね。



































