古新聞を使った地域循環型社会でCO2削減

取材先 : NPO法人「e小日本きくがわ」 下関市菊川町では、古新聞などの古紙を回収し、地域の資源・エネルギーを効率的に利用し、循環型社会の構築に務めている。古紙回収の対価として、町内だけで使える地域通貨「エコロ」と交換。古紙は、地元企業が独自の技術で断熱材に加工し、住宅建設の際に使う。新聞紙をリサイクルした断熱材で断熱効果を上げ、光熱費用を少なくしてCO2削減。「地域循環型社会」の一つの例として、地元で新聞紙をリサイクルするシステム作りを行っている。

下関市菊川町にありますNPO法人「e小日本きくがわ」では、町内の家庭から出る古新聞などの古紙を回収し、古新聞1kgにつき8エコロという地域通貨で買い取っている。さらにその古新聞を「エコビルド」という関連会社に卸し、「エコビルド」独自の技術で、古紙を「セルロースファイバー」という住宅用の断熱材に加工している。古新聞を住宅用の断熱材として利用することで、冷暖房の効率向上に貢献し、CO2の削減に一役買っている。
さらに考えられているのは、地域通貨で古新聞を買い取るという点。
また地域の人たちも、古新聞1kgにつき8エコロ(1エコロ=1円の価値)もらえ、そのエコロをためて地元商店街で買い物が出来る仕組みを利用している。実際、地元の小学校では、家庭の古新聞を持ち寄ってたまったエコロで文房具などの購入費に充てているそうだ。
古新聞が住宅用断熱材になる一方で、地域通貨が地元で消費され、地元経済の活性化にも一役買うという仕組みで、規模は小さいながらも「地域循環型社会」の実現を目指す試みである。この取組は平成17年からスタートしており、現在では菊川町内の4分の1世帯が古新聞を持ち込んでくれるまでになったそうだ。2008年度に集まった古新聞は4万1532kgにもなったとのこと。自治会や老人会では活動費にも使えると好評で、学校では子供たちが競って古新聞を持ち寄っている。下関市菊川町では、みんなが喜ぶ、古新聞を使った「地域循環型社会」に取組んでいる。

リサイクル断熱材&エコロ

リサイクル断熱材&エコロ

左のものが古紙から加工した断熱材、手に持っているものが古紙を集めるともらえる地域通貨「エコロ」です。

高額エコロも…

高額エコロも…

地域通貨「エコロ」の種類です。高額なもので5000エコロまであります。

パーソナリティーコメント: 福谷 貞夫

普段は重たい古新聞も、これならたまるのが楽しくなる取り組みですね。古新聞がどのように住宅用の断熱材になるのか?工場で見学することもできますし、地域通貨のエコロは地元の間伐材で作ったというこだわりぶり。まさにほめられタウンな取組みでした。

ほめられタウン100