生ゴミ減量に「押しの一手」

取材先 : 香南清掃組合 南国、香南、香美の三市で組織する香南清掃組合。生ゴミの水分を、より出し切るアイテム「押しの一手(品名)」を、三市の全世帯約四万八千世帯に無料配布。台所の三角コーナーなどでもそのまま使えるのが特徴。組み立て式で、板と棒をねじ1本でつなげば出来上がり。生ゴミはその約8割を水分が占めていて、水切りをすることで焼却場の燃焼効率が上がって、排出される二酸化炭素の削減につながるということ。

押しの一手とは、生ゴミの水切りを対象とした用具。高知県産の間伐材を使用していて、円盤型の板と、丸い棒を合体させたもので、使い方は非常に簡単。流し台に備え付けのゴミかごを取り出して、この押しの一手で押すだけ。手が汚れないで簡単に水切りできる優れものだ。
開発のいきさつは、生ゴミの約80%を占める水分をどうやって減らしたらいいのか?が原点。水分を減らすと、必然的にゴミの量が減る。では、その方法は?と考えた結果、施設に持ち込む前に水切りをすると、この問題は解決できるという視点からうまれた。用具を広げることにより、一層のゴミの減量が出来、焼却施設の焼却効率やゴミの収集車の運搬効率も向上し、CO<sub>2</sub>を削減できるんではないだろうかということで、とにかくできることから始めようという考えで開発。
組合では、管轄3市の全世帯約四万八千世帯に無料配布。市民の反応は、手が汚れなくてこんなに水が絞れるとは思っていなかった、ゴミの減量を意識するようになったなど様々。試算だが、3市の全世帯が毎日24cc絞ったとしたら、438tの減量になる。水の重さを単純に計算すると費用効果は613万円。
「この通りとまではいかないかもしれないが、家庭に押しの一手があることでやってみようと思うかもしれない。意識の向上にはつながっていると思っています」と、担当者。ゴミの量が減ると、レジ袋の削減効果も期待できるし、その効果は幅広い。

間伐材を使った「押しの一手」

高知県の森で間伐された木材を使い、作った商品

「押しの一手」の使い方

各家庭の台所に備え付けのカゴに集まった生ゴミの水分を「押しの一手」で水分を押し出します。

パーソナリティーコメント: 井上 琢己

ゴミ減量のために、押して押して押し捲る。
ちょっとしたアイデア・工夫が、低炭素社会実現のために欠かせないんだなと感じた。私も、押してみます!

ほめられタウン100