菜の花からバイオディーゼル燃料づくり

取材先 : ルネッサンスの会・久保進さん 三好市では、住民団体、企業、行政らが「三好菜の花プロジェクト連絡会」を立ち上げ、菜の花からバイオディーゼル燃料を作る取り組みを始めている。菜の花の栽培を担当している住民団体「ルネッサンスの会」の久保進さんにお話をうかがった。

低炭素社会づくり、いい町づくりということで、三好菜の花プロジェクト連絡会は平成19年から、学校給食の廃油を利用して給食の配送車の燃料を作ろうと始まった。学校給食は、まとまった量の廃油が出るので利用しやすい。菜の花の栽培を担当している住民団体「ルネッサンスの会」の久保進さんは、「今、菜種栽培をしているんですが、耕作放棄地を開墾して、菜種を栽培、搾油して、一度給食センターなどで使ってから、その廃油をバイオディーゼル燃料にします」と語った。久保さんいわく、近年、三好市でも問題になっている耕作放棄地の対策にもなっているという。
そもそも、ルネッサンスの会は、花作りから町おこしをしようという団体であった。「我々は菜種の栽培だけです。県の支援センターが、搾油や精製を担当する企業を巻き込んでくれました。ありがたい事です」と久保さん。菜種から食用油を絞って市内の給食センターで使用し、さらに使用済みの廃油を回収してバイオディーゼル燃料に精製するという、一石で何鳥にもなる計画。この取り組みは平成19年度から始まり、2009年6月には、1.1ヘクタールの畑から1300㎏の菜種が収穫されている。油にすると429リットル。すべてをバイオディーゼル燃料にするとディーゼル車が5148㎞走ることができ、1124㎏のCO2が削減できる計算だ。2010年には、いよいよ本格的なバイオディーゼル燃料の生産に着手する予定であり、「今年は1.8ヘクタールの畑に菜種を植え付けました。将来的には15ヘクタールくらいには持って行きたいです」と久保さんは語った。

使用済みの菜種油を持つ久保さん。

久保進さんとリポーター

パーソナリティーコメント: 中山 千桂子

まず、菜の花を選択した点に「1ほめ」。トウモロコシ等と違い、食料価格の高騰を招きませんし、何より見た目がキレイです。耕作放棄地を活用した点に「2ほめ」。中山間地域の多い徳島県では、耕作放棄地の問題は深刻です。絞った油を、まず、食用に使うところに「3ほめ」。それを精製してバイオディーゼル燃料にするのに「4ほめ」。ほめられポイントがありすぎて嬉しい悲鳴です。

ほめられタウン100